冷媒ガス:エアコン工事用語集

冷媒ガスってなに?

  冷媒ガスとは空気を冷やすために必要不可欠なガスの事で 端的に言えばこのガスが無いとエアコンは正しく機能しません。
かつては、オゾン層を破壊し地球温暖化の原因となるフロンガスが使用されていましたが、現在ではR410Aや、 さらに環境にやさしいR32と呼ばれる冷媒ガスに変わってきています。

どういう理屈で空気を冷やしているの?

  簡単に言えば「気化熱」を利用しています。 冷媒ガスはエアコンの中で気体から液体、液体から気体へと状態が変わりながら室内機と室内機を 配管パイプの中を通りながら循環しています。
その時に部屋や外の「熱」を吸収したり、放出したりすることで、部屋を冷やしたり温めたりします。
ざっくりと説明するとこれがエアコンが冷えるたり温めたりする仕組みです。

冷媒ガスが抜けてしまうことはあるの?

  抜けてしまうことはあります。
理由も様々で例えば何らかの衝撃で配管パイプとエアコン本体を 繋いでいる部分が外れてしまったり,配管が割れてしまったりすれば そこからガスが抜けてしまいます。
また、引越しなどでエアコンを取り外し・取り付け工事をしたときに 作業内容が不十分で抜けてしまうことも十分に考えられます。
特に不慣れな方が自分でエアコン工事を行うとその可能性はかなり上がってきます。

冷媒ガスだけって補充できるの?

  補充は出来ますが料金はかなり高額になってきます。
また、種類によっては少しだけの補充などが出来ないガスもあるので すべて入れ替える必要が出てくる場合もあります。

冷媒ガスの種類あるの?

  冷媒ガスにはいくつか種類があり「R32」「R410」等といった新冷媒と呼ばれる、 オゾン層を破壊する恐れのないものや古いエアコンですとフロンガスを使用していたりエアコンによって様々です。
また、複数のガスを混ぜた「混合冷媒」等が有ります。これは先にも述べたように、 ガスの比率が変わる可能性があるので少しだけ補充が出来ないものです。

エアコンにとって冷媒ガスがどういう働きをするかこれで少しは分って頂けたかと思います。 エアコンによってはオゾン層を破壊するフロンを使用していたり、 自分で工事してガスが抜けてしまうことも起こるので エアコンの取り付け・取り外し工事はプロに任せてください。

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