ウィンドウエアコン(窓用エアコン)の特徴と取り付け方法
壁掛け用のエアコンに比べて窓用エアコンについてあまり知らないという方も多いと思いますが、状況によってはとても便利なものです。
自宅に壁に穴を開けたくない、または賃貸物件などで開けられない事情がある時などの場合にはぴったりのエアコンです。
そんな窓用エアコンの取りつけ工事やその料金などさまざまな角度から解説していきますので、いざという時にお役立てください。
通常のエアコン設置工事よりも比較的簡単に取り付けることができますので気軽に使ってみてください。
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ウィンドウエアコン(窓用エアコン)の特徴
本体価格が安い
エアコン本体を格安で購入できる「価格.COM」で 6畳用のセパレート型エアコンのベーシックモデルで比較してみると、 大体ウィンドウエアコンのほうが8000円ほど安くなる相場です。 当然メーカーや機種、機能は色々あるので、一概には比較できませんが、 単純に料金面の手軽さでいうと、窓型エアコンも選択肢の1つになります。
設置工事は素人でも出来る
通常のルームエアコンの場合、取り付けには様々な専用工具が必要な上、 ある程度経験がないと失敗するリスクもある為、 基本的には専門業者に行ってもらう必要があります。 対して、ウィンドウエアコンは付属される説明書を読めば、 素人でも設置工事は可能です。使う道具はドライバー、ハサミ、カッターぐらいです。
壁掛けタイプエアコンが取り付けられない環境でも取り付けられる
普通のルームエアコン(セパレートタイプ)の場合、室外機を置けるベランダがないとか、 冷媒配管を通す穴が賃貸住宅や鉄筋コンクリート造で開けられないとか、 取り付けはできるが大掛かりなオプション工事を必要とする為予算が合わないとか、 そういった設置環境に悩まされることはあります。 そこでウィンドウエアコンの場合は、室外機がないため、置くスペースは考えなくても良く、 冷媒配管も使わないので穴を開ける必要はありません。 また、セパレートエアコンのようにドレン水を室外に出さないので、排水ルートも考慮しなくても大丈夫です。
能力について
手軽さやコンパクト性を実現する代わり、性能はセパレートタイプのエアコンより落ちます。 まず容量に関しては、木造部屋で4.5畳用から6畳用の機種が殆どで、 鉄筋コンクリート住宅なら8畳用まで対応でき、基本的にワンルーム向けです。 冷房能力では1.6kW~1.8kWの機種がほとんどです。また、セパレートタイプのエアコンの場合、 「インバーター」という制御方法でコンプレッサー稼働比率を細かくコントロールし、設定温度に達したあとでも安定して室温を保てます。 対して、ウィンドウエアコンはインバーターではないので、切るかフル稼働しかありません。
防犯上のデメリット
簡易的な鍵はありますが、本来の窓の防犯性より劣ってしまうので、 低層階の部屋やマンションの廊下側の部屋での使用はおすすめできません。 また、機種にもよるが、非稼働時に窓を元の位置まで閉めれる場合は必ず閉めましょう。
その他のデメリットについて
運転時の音が壁掛けエアコンより大きいことや、本体で窓の一部が塞いでしまうので、 採光と換気の窓本来の機能が弱くなってしまうといったデメリットがあります。
ウィンドウエアコンの取り付け方法
1、取り付けに関する注意点
- ウィンドウエアコン機体の幅があるので、スライド窓の開き幅(大体窓全体の半分)より小さく無ければいけません。機種と合わせて確認しましょう。
- 高さに関しては、ウィンドウエアコン付属の窓枠である範囲の中で調整ができます。下限がエアコンの高さ、上限は1.2m~1.4m程まで(メーカーと機種による)です。それ以上高さのあるテラス窓は別途延長枠で対応できる機種もあります。
- 窓の右側に取り付けることも可能だが、基本的には左側に設置します。
2、取り付け方法
メーカーや機種、窓の大きさにもよりますが、大体の手順を紹介します。
- 専用窓枠を窓の下辺の溝に差し込み、付属されるネジを締めて仮固定する。
- 専用枠の上部を引き上げ、窓の上辺の溝に差し込むように伸ばす。下辺と同じようにネジで仮固定した後、これまでのネジをドライバーで完全固定する。
- エアコン本体を枠の下側の一番奥まではめ込んでから、上側も一番奥まで押してはめ込む。最後に本体と枠用のネジを締めて固定する。
- エアコン排気の為、窓を開けたままのときに隙間から外気や虫の侵入を防ぐために、窓にパッキンを貼り付ける。
- 簡易的な鍵を取り付けて、最終仕上げる。(窓にネジ穴を開けて鍵を設置するタイプがあるが、賃貸住宅の場合は大家さんや管理会社に許可を取ったほうが良いです。)
設置可能な窓・不可な窓
窓用エアコンの設置が可能か不可能かということについては、各メーカーにより若干違いがあります。
一般的には、窓の開き幅が470mm以上必要としています。
高さもいくつか種類があり、窓の開き幅が狭すぎる場合や高さが低すぎるなどの場合は設置不可能となってしまうこともありますので、購入前にしっかりとメーカーの設置条件を確認しましょう。
いくつか設置可能な窓がある場合は、最も窓用エアコンを安全で効果的に利用できるところを選ぶようにしてください。
最適な場所の目安としては、安全性を考慮して可燃性のガスが漏れる可能性の低い場所を選びましょう。
また、窓が強固であるかどうかも重要です。分からない場合はメーカーや、取り付け業者などプロに聞いてみるのが良いと思います。
その他は、より快適に活用するために、冷風の吹き出し口に障害物がないことや、雨などが入りにくいこと、室外側の風通し、騒音問題などさまざまな観点から見て最適な設置場所を選択してください。
料金はどのくらい?
窓用エアコンの設置工事を取り付け業者に依頼する場合、通常は壁掛けエアコンの料金よりも格安となっているはずです。
なぜなら、壁掛けエアコンは配線配管が必要で、場合によっては壁に穴を開けなければいけなかったり、コンセントを新設しなければならなかったりといろいろと手間がかかってくるからです。
一方、窓用エアコンは配管配線などの手間がいりませんので、比較的簡単に取り付けることができる場合が多いです。
そのため、業者には頼まずに自分で取り付ける方も多く、購入する時も購入先の方から取り付けの話がでないケースも少なくありません。
それでもやはり、女性の一人暮らしなどの場合は、持ち上げるのも一苦労だったり、必要な工具を持っていなかったりなどの場合がありますので、プロの業者にお願いするほうが安全だと思います。
取り付け料金は、壁掛けエアコンが追加工事なども考えて約1万円から3万円程なのに対して窓用エアコンは1万円以下でできることがほとんどです。
施行手順について
基本的には、窓用エアコンは取り付け業者に依頼しなくても取り付けることは可能です。
ただし、先ほどもお伝えした通り、重い物を持つのが苦手な女性や、取り付け作業をやりたくないという方も少なくはありません。
そこで、専門の業者に取り付け工事を依頼した際の施工手順について簡単にご説明しますので、自分で行うかどうか迷った時の参考にしてみてください。
まずは、設置したい窓を決めたら部品に不足がないかを確認します。
問題なければ取り付け作業の始まりです。エアコンにより手順や工程は多少異なりますが、一般的な工程ですと、窓に枠を取り付け、その次に窓枠をしっかりと固定し、エアコン本体を取り付け、最後に窓パッキンを貼り付けて、防犯のために鍵を付ければ終了です。
窓用エアコンの取り付け作業は、ほとんどの場合自分で取り付ける場合と業者が取り付けてくれる場合とで手順にほとんど違いはありませんが、やはりスピードと安定性では大きな違いがあります。
まとめ
あまり馴染みのない方も多いと思われる窓用エアコンの取り付け工事について考えてみました。
窓用エアコンは比較的、取り付け作業が簡単なので大がかりな工事が必要ないため、自らの手で取り付け作業を行う方が多いです。
それでもやはり、自分で取り付けるのは不安があったり、そのような作業に慣れていなかったりする方にはプロの業者の方に設置をしてもらうことをお勧めします。
料金もほとんどの場合がそれほど高くはありませんので、事前に作業工程などを確認した上で無理だと感じたら取り付け業者にお願いしましょう。
もちろん、自分で設置できる点も窓用エアコンの大きなメリットですので、自分でできると判断したらぜひ挑戦してみてください。
弊社エレホームでも窓用エアコン(ウインドエアコン)の取り付け工事を承っていますので、取付の際はご検討ください。
No.d-217
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★製造より10年以上のエアコンや、取り外してから2年以上保管しているエアコンは工事保証が付きません。
★3階以上の工事は、室外機を設置するベランダや通路がある場合に限る。
★エアコンの型番・年式・設置環境をお確かめ下さい。
[対応エリアと対応不可工事について]
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