エアコン取り付け工事でR32ガス補充にかかる料金と方法
エアコンは冷房でも暖房でも、冷媒ガスと呼ばれるガスが室外機と室内機を循環して、部屋の熱気または冷気を室外に排出することで機能しています。
そのため、経年などによるエアコン本体やパイプの劣化でガスが抜けてしまうと、エアコンの機能も低下することになります。
ガスが抜けたエアコンの機能を回復させるには、ガス補充をするという方法があります。
ここではエアコンのガス補充について、料金はどの程度かかるか、その具体的な方法などを解説していきます。
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ガス補充にかかる料金
エアコンを使っても冷房や暖房の利きが悪い場合、原因はエアコンのガス漏れが考えられます。
この状態を修復する方法であるガス補充は、多くのエアコン工事・修理業者が行っております。
ガス補充の料金は作業内容やその他の条件によって変わりますが、およそ15000円から25000円というところです。
ガス補充をdiyで行うことも不可能ではありませんが、専門知識が必要でかなり難しい作業の上、ガス補充作業に必要な器具を個人で揃えると費用もかさみます。
業者に依頼するほうが結果的に安上がりな上、施工技術の確実性にも信頼が置けます。
またガス漏れの原因が特定できないままでは、一度ガス補充を行っても、いずれまたガス漏れが再発することになります。
プロの業者にガス補充を依頼すれば、ほとんどの場合で同時にガス漏れの原因も特定できるほか、別料金になりますが、ガス漏れを起こしている部分の補修工事も受けられます。
この補修工事の費用は、補修する場所や程度によって変動してきます。
ただ古い型のエアコンの場合は、ガス漏れの場所を特定できないことや、別の場所からガス漏れが再発する可能性、最新型モデルの省エネ性能なども考慮して、買い換えたほうが経済的にお得な場合もあります。
R32ガス補充の方法
DIYに最低限必要な工具・材料
HFC-32R:エアコンの冷媒ガス
マニホールドゲージ:
ガスチャージホース:
真空ポンプ:
電子秤:
フレアツールセット:
モンキースパナ2本:
ラジオペンチ:
トルクレンチ(2分3分用)::
六角レンチ:
ゴーグル、軍手:
ガス補充の方法その1
エアコンにガス補充を行う前に、エアコンが本当にガス漏れを起こしているか確認する方法としては、室外機と冷媒管(ペアパイプ)の接続部で、銅が露出している部分を確認することです。
ここに白く霜がついているとガス漏れの可能性があります。
なお水滴で濡れているのは問題がない証です。
そしてガス補充の手順としては、まず最初にエアコン内を真空にする必要があります。
いわゆる真空引きの手法で、真空ポンプにゲージマニホールドを通してチャージングホースでエアコン室外機のサービスポートに接続し、真空ポンプを作動させてエアコン内部を真空状態にし、完全に乾燥させます。
この作業にはおよそ一時間程度かかります。
なおエアコンの冷媒ガスについては、法律で定められているため、完全な回収が必要になります。
またエアコン内を完全な真空状態にして、その状態をキープするには、やはり専門家の知識と技術、専門の器具が必要なため、やはり一般人には難しいと言えます。
エアコン内の真空化が完了したなら、ようやくエアコンに冷媒ガスを注入する作業になりますが、この作業もまた、より詳細な専門知識と技術が必要となります。
機材などの料金的に考えても、業者に依頼するほうが安上がりになります。
ガス補充の方法その2
ガス補充の本番とも言えるガスの注入作業ですが、エアコンの冷媒に使われるガスの種類は多く、その配分や注入量はエアコンの機種によっても異なる上、中には発火性のガスもあります。
一般人がガスの種類を的確に判断するのは困難な上、ガス補充の手順にミスがあると、爆発事故をはじめ、大変な事故を起こすリスクすらあります。
ガス注入の方法ですが、エアコンに注入すべきガスの種類や規定量を確認した上で、まず冷媒ガスのボンベをホースでサービスポートに接続します。
真空引きに使ったゲージマニホールドを介してガスボンベをエアコンに接続もできますが、注入時にガスで真空ポンプやゲージマニホールドを破壊するリスクもあるので、注入前に必ず真空ポンプやゲージマニホールド側の特定のバルブを閉めておきます。
このガスボンベを冷媒充填用の秤(電子秤)に乗せて、ガスボンベのバルブを開き、冷媒ガスをエアコン本体に注入してゆきます。
電子秤の表示を確認して、規定量きっちりのガスが注入されたら、サービスポート、ゲージマニホールド、ガスボンベの順でバルブを閉めて作業完了です。
なおエアコンに注入するガス量は多すぎても故障や事故の原因になります。
料金より安全性の問題から考えても、プロの業者に頼むべき作業だと言えます。
まとめ
エアコンへのガス補充は、機材の費用を含めた料金、施工の確実性や安全性、原因の特定と修理による再発の予防など、あらゆる観点から見て、自分の手で行うよりも、エアコン修理の専門業者に依頼すべき作業だと言えます。
エアコンの効きが悪くなり、ガス漏れが疑われる場合は、安易に自分で解決しようとせず、必ず身近な専門業者に相談して、原因を特定した上で、必要であればガス補充作業を依頼してください。
結果的には、それがもっとも安全で確実、なおかつ安価に解決できる方法となります。
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No.d-257
宝塚市在住の者ですが、日立のしろくまくん(2.5kw ras-aj25l)の室外機から、誤って冷媒を抜いてしまったので、冷媒を補充したいのですが工事費は如何程でしょうか?尚、冷媒はr32です。
黒田豊様
お問い合わせありがとうございます。
こちらの現場は、当店にて施工した現場になりますでしょうか。
当社で施工した現場の場合、今回のガスが抜けた状況が分かりませんが「誤って抜いてしまった」とのことですので、当社の施工不良ではないと思われますので1年保証の対象外となり、現場を見させていただいてのご料金のご案内となります。
配管の交換なども発生する可能性がございます。また出張料は別途発生いたします。
まずは、フリーダイヤル0120-80-4006までご連絡ください。
なお、当社の施工ではないエアコンのガス補充対応は承っておりません。
取り付け工事をされた業者様にご連絡されることをおすすめいたします。
ご検討宜しくお願い致します。