エアコンを取り付ける際、室外機をどこに置くか、またそれが室内機とどんな位置関係になるか?室外機の設置場所と設置状況で、取り付け費用は大きく変わります。
環境によって一通りしか方法が無ければ仕方がないですが、設置場所を選べる場合は外観と料金のバランスを考えておきたいです。
室外機設置場所のパターンと、置き場所にともなう追加料金をご紹介します。
目次
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室外機の代表的な設置場所について
- 直置き(地面置き/ベランダ直置きなど)
ベランダやお庭、マンションの通路などの足元に、ブラブロック等の上に室外機を設置する一般的な方法。一般的に標準工事ともいわれています。[詳しくはこちら] - 立ちおろし
取り付けたい部屋にベランダが無い場合や、ベランダのスペースを取りたくない場合の設置方法(例:室内機2階・室外機1階の場合など)[詳しくはこちら] - 屋根置き
傾斜のついた屋根に金具を取り付けてその上に設置する方法。[詳しくはこちら] - 天井吊り下げ
公団などで良く見られる天井に金具を付けて吊り下げる設置方法。[詳しくはこちら] - 壁面
壁にL字型の金具を取り付けてそこに室外機を設置する方法。[詳しくはこちら] - 二段置き
二段置き用のラックを利用して一台分のスペースに二台置く方法。[詳しくはこちら]
室外機設置方法のメリット・デメリット一覧
室外機の設置方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
直置き(標準工事)の場合 | 一般的で料金的にも抑えられる設置方法。 | 他に設置方法がある場合、外観と料金のバランスで比較検討して下さい。 |
立ちおろし | ベランダのスペースを取りたくない、取り付けたい部屋にベランダが無いなど。 | 室内機との距離が離れてしまうので電気代が余計にかかってしまうなど。 |
屋根置き | ベランダが無くても設置できる。 | 直射日光を受けた場合に電力消耗のため、故障の可能性が高まる。 |
天井吊り下げ | 通気性が良い、ベランダのスペースが惜しいとき。 | 排水ルートを室外機の下から引く必要あり。 |
壁面付け | ベランダが無くても設置することが可能に。 | 排水ルートを室外機の下から引く必要あり、危険作業になりがち。 |
二段置き | 上下に重ねて設置するため、スペースを確保できる。 | 設置する順番によっては、再度組み直す場合もあり。 |
室外機設置方法と追加料金一覧
設置方法 | 追加料金など |
---|---|
直置き(標準工事) | なし |
立ちおろし | 配管延長3,300円~(税込)/m×必要長さ(2Fから1Fは6m~8m) |
屋根置き | 既設金具あり7,700円(税込)/金具無16,500円(税込) |
天井吊り下げ | 既設金具あり7,700円(税込)/金具無16,500円(税込) |
壁面付け | 既設金具あり7,700円(税込)/金具無16,500円(税込) |
二段置き | 既設金具あり6,600円(税込)/金具無19,800円(税込) |
地域や現場環境によって料金体系が変わる場合や追加部材などが発生する場合がございます。
室外機を設置する条件
ポイント1:水平に置けること
エアコンの室外機の設置場所を決める際の一つ目のポイントとしては、室外機を水平に置くことが出きるかということです。
傾いて設置されていると余計な振動が起こってしまったり、音が大きくなってしまい騒音となってしまったりすることがあります。エアコンを使用している時は常に振動していますので、傾いていると振動が大きくなります。
常に振動と大きな音が発生していると、部屋の中にいても気になってしまいストレスを感じてしまうことになります。
ポイント2:通気ができるスペースがあること
必ず室外機の周りに通気が出来るようなスペースが必要です。
冷房を使用している際には周囲に熱を放出しています。スペースがなく空気の循環をすることができない状況になっていると熱い空気が溜まってしまい、エアコンの消費電力が多くなってしまいます。電気代を抑えるためにも、必ず周りにはスペースがある状態を作るようにします。
ポイント3:直接日光が当たったり、雨がかかりにくいようにする
室外機に直接日光が当たったり、雨がかかってしまったりしないようにします。直射日光が当たってしまうと、消費電力が増してしまいますし雨が内部に入ってしまうと故障してしまう可能性があります。
ポイント4:室内機と室外機を近くに設置する
室内機と室外機の距離が規定(大体15m)以上離れていると、冷媒ガスの量が足りなくなり、やはりエアコンの効きが悪くなります。エアコンの効きをよくするためには、2つを近くに設置することも必要です。
このような様々な条件を満たした場所に設置することによって、エアコンの効きもよくなり、電気代も節約できて長く快適に使用することができます。
室外機設置場所についての詳しい説明
①直置き・地面置き(標準工事)
一番一般的で料金的にも抑えられる設置方法です。
一戸建てでもマンションでも、スペースさえあれば可能になります。
いわゆる「標準工事」がこれに該当します。逆にいうと、これ以外の場合は全て特殊設置工事となります。
エアコン取り付け工事をする際に業者に依頼すると、標準工事というものがあります。
標準工事とは、エアコンを使用するために最低限必要な作業が全て含まれたパックのようなものです。
これには配管の接続や、室外機と室内機の設置などの作業が含まれていますので、何も問題がなければ標準工事を施すだけでエアコンを使用することができるようになります。
標準工事では、室外機は庭やベランダに設置します。
(※標準工事に含まれる内容は、各施工業者によって異なります。)
傾いて設置してしまうと騒音や振動の原因となってしまいますので、庭やベランダに水平に設置できるスペースがあり、熱のこもった空気を循環させるためにファンの前方に25cm以上の通気スペースを取ることができ、そしてエアコンの効きを良くするために室内機との距離が4メートル以内に室外機を置けることが、一般的な必要条件になります。
こういった条件をクリアしている場合には、特に特殊な作業をする必要はありませんので標準工事内の作業として庭やベランダに室外機を設置することになります。
もし条件が揃っていない場合には別の設置方法をとることになりますので、オプションでの追加工事や金具が必要になります。
また、条件は揃っていて標準工事ができるような状況であったとしても、設置場所や設置方法に希望がある場合は別の設置方法を採用します。
②立ちおろし(上部階から1階まで室外機をおろす)
上層階に室内機を取り付ける場合、ベランダがない場合など室外機は1階に設置する「立ちおろし」という方法をとります。
1階に設置された室外機から配管を伸ばして接続する方法で、ベランダのスペースをとらないというメリットがある一方で、室内機との距離が離れてしまうので電気代が余計にかかってしまう可能性があります。
一戸建てやアパートで発生する位置関係です。
取り付けたい部屋にベランダが無い場合や、ベランダのスペースに置きたくないなどの場合に適用されます。
下ろす位置にもよりますが、2階から1階に下ろす場合は、だいたい冷媒配管を7m~8m使います。
標準設置工事(新品取り付けの場合)は基本的に4mまでなので、長くなる分は追加で料金が発生します。
また、同じように室外化粧カバーを取り付けるなら、長くなるだけ料金も上がります。
エアコンにもよりますが、配管長が15mを超えると効きが弱くなる機種がほとんどです。その場合は冷媒ガスを補充する必要があります。
※エレホームでは、立ちおろし作業は2階までの対応となります。
立ちおろし追加項目 | 料金目安(税込) |
---|---|
配管交換パック(4m込) | 15,400円~ |
配管交換 | 3,300円~4,400円/m(配管の種類等によって変動) |
③屋根置き
主に一戸建ての2階に取り付ける際に適用されます。
屋根に台を取り付けて設置しますので、ベランダが無くても設置をすることができますが、直射日光を受けやすく雨にさらされているという点で、電力の消耗が激しく故障の可能性が高まるということもあります。
屋根置き専用の金具が必要になります。
なお、同じ屋根でも、室外機を置く向きによっては使用する金具が違ってきます。
※「屋上」とは違いますので、ご注意ください。
※屋根上作業は危険がともなうため、エレホームでは2階までの対応となります。
屋根置き追加項目 | 料金目安(税込) |
---|---|
特殊工料 | 7,700円~ |
特殊工料+金具 | 16,500円~ |
④天井吊り下げ
ベランダの天井に台を取り付けてその上に室外機を置いて吊り下げて設置する方法です。
通気性が良いという特徴がありますが、日当たりの良いベランダの場合には直射日光が当たってしまうというデメリットもあります。
主に公団住宅やマンションで多く見られますが、ベランダのスペースが惜しいというときも採用されています。
専用の金具をベランダの天井に取り付けて室外機を設置します。
冬場にドレン水が室外機の下部から出るため、専用の接続ソケットで排水ルートを確保しておく必要があります。
※エレホームでは天井に金具を取り付けるためのボルトがある場合のみ対応いたします。
天井吊り下げ追加項目 | 料金目安(税込) |
---|---|
特殊工料 | 7,700円~ |
特殊工料+金具 | 16,500円~ |
⑤壁面取り付け
こちらもベランダが無かったりスペースの関係で適用される設置方法です。
外壁に台を取り付けて、そこに設置します。
ベランダが無くても設置することが可能になりますが、危険作業になりがちというデメリットもあります。
天井吊り下げと同じく、排水ルートを室外機の下から引いていきます。
設置したい場所の高さや環境によっては、高所作業が必要だったり、足場がないと設置不可なケースもあります。
※エレホームでは2階壁面までの対応となります。
壁面取り付け追加項目 | 料金目安(税込) |
---|---|
特殊工料 | 7,700円~ |
特殊工料+金具 | 16,500円~ |
⑥二段置き
複数台のエアコンの室外機を専用の二段金具で上下に重ねて設置することで、スペースを確保する手法です。
設置する順番によっては、先に取り付けたエアコンを取り外して、再度組み直す場合もあります。
二段置き追加項目 | 料金目安(税込) |
---|---|
特殊工料 | 6,600円~ |
特殊工料+金具 | 19,800円~ |
各工事の追加料金は現場の状況によって変動する可能性があります。
室外機の設置方法に関するよくある質問もご参照下さい。
室外機の設置方法に関するよくある質問
室外機の設置場所に関して
エアコン取り付け工事というと、つい室内機の設置の方にばかり目がいってしまいがちです。
ですが実際にはエアコンを快適に、そして効率よく使用するためには、室外機をどこにどのように設置するかということが非常に重要になります。
理想的な設置場所というのを今回ご紹介しましたので、これから設置される方はぜひ参考にして設置場所を決めてみてください。
標準工事で設置される庭やベランダ以外の場所に設置する際には、どの方法が良いのか特徴をふまえて考えることをおすすめします。
見た目をよくしたい、スペースをエアコンで取られたくない、地震が起きたときでも安心できるなどなど、お客様のご要望とご自宅の環境に合わせて、弊社ではどちらの設置方法も対応させていただいております。
ただ、現場の設置する状況によっては上記以外の追加料金が発生したり、工事自体ができない可能性もございます。
もしどうしても決められない場合は、現地にて弊社スタッフにご相談いただいても結構ですので、どうぞお気軽にお申し付けください。
エアコン工事に関するご相談・無料お見積りはこちらから。専門スタッフがご対応します。
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▼お問合せ前にご確認下さい
★製造より10年以上のエアコンや、取り外してから2年以上保管しているエアコンは工事保証が付きません。
★3階以上の工事は、室外機を設置するベランダや通路がある場合に限る。
★エアコンの型番・年式・設置環境をお確かめ下さい。
エアコン工事だけでなく、洗濯機・食洗機・温水洗浄便座などの取り外し・取り付け工事も承っています(詳しくはこちら)。
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